dedpの思いつき哲学

何か思いついたものそのまま書きながら考えたり。過去の黒歴史ノートが火を噴いたり。

思いついた小話 その5 絶版図書

 世界の75%は絶版図書を占めるとハーバード大学ローレンス・レッシング教授はかたっている。

 低価格、低コストで届けられる電子図書の時代がくる。

 その中で過去に日をみることのなかった 発行部数極小の個人出版本に日があたることとなる。

 発行部数や知名度がその出版物のレベルを正確に物語るものではない。

電子図書にハード的なものから価値が見出される事は無く、内容に注目が重要視される事となる。(返って良本を見分ける方法が少なくなったともいえるが)

 

 特に注目を浴びる事となったのは過去のクライマーズブック いわゆる受刑者が書いた本である。当然思想犯や重度の犯罪者も入る。それらが一種の純粋な環境(金銭が必要なかったり、その当時の世相と隔離された意見、時間がある)で書かれているため

密度の濃い良本が発見されたりする。

 犯罪者だからといってすべて精神的、知能的に劣るわけではない。政治犯や思想犯などはむしろ逆で高貴な精神を貫いたため社会に迎合できなかかった場合もある。内容質的にも十分である。

 また本の内容の説得力は一部著者の実績によるものが多かったりする。時には実績のみで書かれた本も多い。スポーツ選手の出版する本は内容が薄くても説得力を感じてしまうが、そういった点でもこれらの本は説得力が十分だったりする、裁判所等で検証された犯罪歴がその役目である。

 

 ただクライマーズブックは当然の事ながら社会的な問題を含むため出版数が異常にすくない事がほとんどだ。親族や司法系のみに手に渡るケースも多い。 が一冊あれば何億冊とも化けるのが電子図書である。

 その金の生る木の種を探すの私の仕事である。

本の行き先や内容にデリケートな部分が多いため回収が難しい。、焼失、紛失などで現存しないケースも多い、非常に骨の折れ、時には報われない仕事である。

 

 今回の目標は昭和xx年にて発生したxxx事件の犯人xxxである。

 

続き→ 希望の方いらっしゃれば続編書きます。