サイコロの話 その3 から小話になります。
以下 サイコロの話 その1 その2を踏まえたSF小話+オカルト小話+クトルゥフ小話
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ということでつまり宇宙開祖から宇宙終了までは一つの道となっている。
つまりこの流れのビデオテープのようなものが「アカシックレコード」と言われているものとなる。
別の名では「賢者の石」とも言われているものである。(正確には「アカシックレコード」にアクセスするためのキーパスなのだが)
これにはありとあらゆる万物の全ての時間の内容が記録が記録されている。
一聴すると素晴らしいものであると感じてしまう。
全宇宙の知識、未来、過去を手にするものと考えてしまう。
しかし実はそこまで便利なものではない。
その問題は あなたは図書館を一つ自由にしてよい。と言われてあなたは博士になれるか?というものに等しい。
その内容を理解するのに非常に時間が必要となる場合もある。
その知識を理解するするために知識が必要となる事も常である。
また調べたいことがあったとしてもその情報を検索することが非常に難しい。
図書館ならば10万冊の本から探せばいいのだが
「アカシックレコード」からでは何億という時間からとある場所から検索しないといけない。
また本来は高次元物のために時間や範囲の問題からその情報を取り出す事さえも大変難しい代物である。
検索エンジンの一つや二つあればいいものだがそんなものは当然存在しない。