初音ミクは世界初う×こをしないアイドルである。

　なんで初音ミクさんがこんなに流行っているのだろうと考えるとこういう結論に至りました。

　ではそれまでの経緯です。

物の価値というのは結構いい加減なものです。分りやすい例からあげますと子供の頃の「王冠」とか「牛乳の蓋」です。若い人からすると何それ？なんですが私の子供のころは近所のみんなは一時期必死に集めていました。（王冠とは一升瓶の蓋です。）

　みんな必死にあつめて、レアな絵柄でありがたがったり、メジャーなものをとにかく数あつめたりしていました。

　ほぼ通貨として利用でき駄菓子とかと交換されたりもしていました。

しかしとある奴が酒屋と話をつけて大量にもらってしまいました。

それから一気になんかみんな冷めてしまい価値がなくなってしまったとさ。（なんかイメージつきますよね）

なんじゃそらとか子供の遊びじゃんとか思ってしまいますが、基本は

今の社会のダイヤとかの宝石もそんな変わらなかったりします。

たまたまダイヤが　①数に制限がある　②ピカピカキレイ　であって、何の役に立たないのは「王冠」と変わりません。

ここでの話しとして一番大事なのは「みんなが欲しがる」ということです。

欲しがる起因としては色々ありますが、一番大きな要因として

これまた「みんなが欲しがっているから」というのが大きな起因となっている場合が多いです。正直ダイヤなんて他人に見せて羨ましがらせる位という役割ぐらいしかないですしね。そのため①数に制限があるが重要なのです。手に入ってしまうと欲しいものではなくなるからです。

（まだすんなりいかない人は経済の「需要と供給」の話を思い出して頂ければいいかと思います。なんにせよ需要を伸ばせば価格はあがるのです。この話は今回余り関係ないので切ります）

　みんなが欲しがっているから価値があがる。という要因を切り出して

アイドルの話に戻します。

アイドルも似たようなものと思います。

みんながイイ！ということで価値、魅力が上がり　その魅力によってより多くの人がイイ！になる訳です。それは共感され、それは雪だるま式に価値が上がっていきます。

宝石のようにそれ自体にそこまで機能性は必要ありません。

周り人々の意識によって変化するものなのです。

まさに　偶像（アイドル）です。

余談になりますが、AKBはこのあたりを非常に上手く利用したものだなぁと関心します。

みんなが欲しがっているから価値があがる。というのでみんなが欲しがっているということを客に実感させてないと教えてあげないとだめです。

　そのためにはなんらかのコミュニティが必要となります。王冠なら近所の子供グループみたいなね。

　そこでAKBはターゲットとして秋葉の劇場とネットというコミュニティを利用して（これは過去にあるメソッド（おにゃんこクラブとか？）を現代風にアレンジした感じかな）、ファンの中で誰がいいとか　悪いとかを共有させて雪だるまの初期を発生させてました。

　一種の錬金術ですねぇ。

脱線しまくり。

ではやっと初音ミクに話をもっていきます。

上記の偶像という意味では最高の条件となっています。

手に入らない（実像じゃないし）　金の臭いもしない（この点すばらしいぃ）

昔の男の暴露話もでない。　本人の意思がない。

う×んこしない。

まぁなんというか　価値を保ちつつ　自分の理想を完全に投影できる　という点です。

結構人は生活する上で相手に自分の理想を押し付けたりしてます。またそれに裏切られたりもします。

（AKBとかの昔の男の暴露が出るとファンはそんなはずは・・なんてこった・・・

いいますが、それは自分の理想の押し付けに裏切られたようなもんですね。

けどそれは端的なもので、そのアイドルは本当にあなたの思っているような性格ですか？本当にあなたの思っているような過去を持つ人物ですか？

とい言われれば人である限り違うでしょ、と思うわけです。むしろ直接一回も話していない人物ですし。）

けど初音ミクは大丈夫です！

あなたの理想は裏切りません！

それを100％信じることができます！

っていうのが初音ミクのいいところだと思います。（多分）