昔書いたブログから引越し断片小説 その6
午前3時に目が覚める。
喉が渇いた。冷蔵庫に行こう。
冷蔵庫にはいつだって冷たい飲み物があるから。
今日は粉末を溶かすインスタント紅茶。とっても甘いし、いい香りがする。
清潔なガラスコップにたっぷり注ぎ、一気に飲み干す。
徐々に目の前の琥珀色が消えていくと
ガラスの底から少し歪んだ室内の景色見えてくる。
TV、ビデオデッキ、ケーブルテレビのチューナー、CDラックにアンプセット。
TVの向こう側ではxxxxやxxxが
隣の棚では何百のアーティストの音の出音を待って唸っている。
そういえば最近ひどく嫌な話を聞いた。
--つづく--